夏に3℃

暑中お見舞い申し上げます。

 

連日お暑うございます。

とは言え東京では昨日(7月28日)から少々気温といい、湿度といい、先週に比べ楽な気が致します。

これで“今年の暑さのピークは終わり!”とはいかないでしょうが、

先週末の35℃→32℃でもこの3℃で救われます。

 

10年以上前に旅行でUAE(アラブ首長国連邦)を8月のお盆のときに訪ねました。

夜にアブダビに到着し、空港ターミナルの目の前に駐車されていたお迎えの車に乗車しホテルへ。

すぐにチェックインして部屋に入り、テラスのドアを開けた途端、、、

何も見えない!

これは外に明かりがないからか。いや違う。眼鏡が曇ったためだ!えっ、まさか!!

 

 

当時の旅行ではいつも事前にほとんど調べずに、

とりあえず往きの機内でガイドブックを見て、その国でどこへ行きたいかを適当に考えて、

後はついてからインフォメーションや現地旅行社に相談して出たところ勝負!、というスタイルでした。

 

しかしUAEやその時に一緒に訪ねたイエメンについては、当時まだほとんどガイドブックがなく、

情報を仕入れずに向かったのですが、イメージとして多分皆さんと同様に「砂漠」でしたので、

当然湿度はないに等しく、気温が高くても湿度がないから日陰に入れば快適!

と考えていってしまっておりました。

と、この感覚で伺ったので、さっと眼鏡が曇ったのを理解するのに1秒弱?の空白のときが・・・

 

なるほど、エアコンが効き過ぎるほどの室内から、

いきなり高温多湿の室外に出たことで一気にレンズに霜が!

 

翌朝からドバイへ乗り合いバスで2時間強?かけて移動。

到着してランチをいただき適当にどこかのホテルへ。

日中の暑さを避け昼寝をして夕方外へ出ると・・なんと気温48℃、湿度100%。

息苦しい。完全にサウナです。

口を開けないと呼吸が・・ 早くだしてくれ!だめだもう出ている・・ といった具合でした。

 

しかし、翌日は45℃湿度100%。

そう湿度は同じでも気温が3℃下がったわけです。

そうすると人間というのは大したもので、私でも「今日は涼しいなあ!」と思うわけです。

もの凄い環境順応力!! 人間は素晴らしい!

結果現地人でも誰も歩いていない日中、

元気に各40~50分歩いて観光地を独り渡り歩いた日本人がおりました。

 

 

まだ35℃を超えるような暑い日があるでしょう。

打ち水をすると、実際に周辺の気温が0.5or1℃下がるようですし、

肝心な気持ちはもっと下がるでしょうから、

更に昔あった狸の置物がパタパタと団扇を扇いでくれるような、

優しい動物置物なども利用して!?、体感or気持ちで3℃下げ、

熱中症に罹らずに夏を乗り切ってください!

 

ちなみに、汗を掻いた後に、黄色いアワアワのキンキンに冷えたビールなんぞを飲んでしまいますと、

ただでさえ汗で水分が取られて血液が濃くなっているところ、

ビールに含まれるアルコールの分解のために更に水分を消費してしまい、

血液ドロドロ効果抜群となってしまいます。

夏は熱―いお茶に限りますよ!ご同輩!(という自分に向けて!)

 

(2014.7.29)