※前編の続きになります。
最後にバンコックへ。
こちらも6-7年振りでしたが、まず街行く人々が綺麗になっていたので驚きました。
特に地下鉄に乗っている若い女性は日本と変わらない、といってもよいような服装や化粧、髪型でした。沖縄の女性が色白になって驚いておりましたが、こちらも同様な感じです。
また空港でも街でも皆さん親切で、助かります。
白人が多いなあという印象もありました。物価も安く、居心地がよいのでしょうね。
それと、良いのか悪いのか、まだ多少日本人を上に見てくれている感じはしました。
最後に一時間300円のタイ式マッサージは、相変わらず安くてタイはいいなあ。これがタイの感想でしょうか。
それぞれの国の印象はこんな感じでした。
久しぶりに日本往復の航空券だけもって、その先は行き当たりばったりの旅をしましたが、どうもこの行き当たりばったり感が好きなようです。旅の醍醐味ですね。
以前、イエメンへ行った時に、U.A.E.からの飛行機で一緒だった英国留学中の青年の叔父宅に2泊しまた。すると現地でのアレンジは彼が全て段取りしてくれたのです。
しかしこれが面白くない。現地の知らない方との「(現地人)突然あんた何者?」「(私)あんただってその膨らんだ腹、ダメっしょ!」というような、それそれの母国語を勝手に言い合う会話がない。
3000年前のアラビアンナイトの世界がそのまま残る世界遺産都市「サナア旧市街」だったのに・・
開放されて、一人でイエメンをぶらつくと、とたんに面白い。
レストランで食べていても、皆興味津々で、よく見てきたり、わからないアラビア語で話しかけてきるので、日本語で「全然わからん。それよりおっちゃん、それうまい?」というような意味の通じない会話。これが面白い!「この東洋人、何言ってんだ?」的な反応が返ってきて実に楽しい。
イエメンの田舎を乗り合いタクシーに乗って長距離移動していると激しいスコールがきました。しかし運転手はワイパーを動かさない。見えない。危ない。
後部座席の乗客もそれをアラビア語で訴えている様子。すると、運転手が窓を開けて半身以上を乗り出し、ずぶ濡れになりながらタオルでフロントガラスを拭きながら、進んでいく。なんともシュール!? スマホで簡単旅行予約とはいかないようで。
これは、彼と一緒かどうかは関係ないですね。
旅は、人生に例えられます。
どこへ行きたいのか、何を見たいのか、何をしたいのか、どこで何を誰と食べたいのか。
そしてそれらはどういう優先順位なのか。
それを実現するために誰に協力してもらって、いくら払う気があるのか。
自分に尋ね、どうすればもっとも高い満足感を得ることが出来るのか、試行錯誤しながら実行し、出来ないこと、縁がなかったことは切り捨てていく。
これはまさに人生そのもの。それはやはり自分自身で行なわないと、面白くないですね。
他人に任せてはもったいない。
また、誰かのお世話になって初めて実現したことであれば、素直に感謝する気持ちにもなれます。
だからまた旅へ出たくなるのですね。
とりあえず、今夜は何をどこで誰と食べたいのか、思案しましょう!
ふわふわとんかつ? 一人で? それもいいなあ。
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